2013年10月11日

生田さん

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生田さんにやってきました。

晴天。
雨が降るかと思いましたが、よかった。
生田さんに詣でました。
参拝の折、心地よい涼風が社殿の奥から吹きわたってきました。
ビバ! 生田神社。



生田神社
http://www.ikutajinja.or.jp/

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2012年09月09日

国立科学博物館(上野)

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先々週末、暑さもなんのその、上野などをてくてく歩き回ってきました。
まずは上野の国立科学博物館へ、れっつらごー。
今回はゆっくりと常設展を見て回る。

 国立科学博物館
 http://www.kahaku.go.jp/



国立科学博物館は「日本館」と「世界館」に建物が分かれている。
今回は主に恐竜の骨を見たくて行ったのに、それが展示されているのが
「世界館」のほうだというのを(下調べしていったくせに)すっかり失念していて
ずうっと「日本館」ばかり見てしまって、ずいぶんそちらに時間をとられてしまった。
あわわわわ。



順不同で、「日本館」と「世界館」と入り混じっての紹介になるけれど、
ぐるりと科博の常設展をすべてまわったなかで、今回気になったものを
次に挙げよう。


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オオセンチコガネ。
地域によって色が違うんだね。
きれいだなあ。
クローズアップレンズがあれば、もっと間近によって写せたと思うのよね。
いろいろな物が展示されていたけれど、オオセンチコガネに釘付けになった。
なぜ地域によって色が違うんだろう?
不思議。
疑問に思う点があるのに、解説が記されておらず、ただ標本だけが
あったのが残念だ。
それとも、そうして興味を持ったら自分で調べてみてよ……という
科博側からの無言の提案なのか、これはっ。
(なんだか宿題を出された気分だよ。)

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「日本館」の階段にあったステンドグラス。
赤や青のきれいな色が天井から降ってきました。
DP2xで撮影したら、ちょっとジャギーが。
絞りでギリギリと撮影すべきだったのだが、操作を誤ったもよう。くっ。
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マンモス。
でかい、でかすぎる!(ぶおお〜、ぶおお〜)
DP2xで絞り優先で撮影すべきところを操作を誤ってしまって
ぶれぶれだったのが悔やんでも悔やみきれない。
ぬうう。

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海を泳ぎまわっていたのを模してディスプレイされていました。

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魚類と、そうじゃないのと、このふたつは違うんだって
解説する人が言っていた気がする。
どちらも海にいたから流線型になって、その点は似ていますよね、
面白いですよね、って説明をしていたように思う。
僕は説明を受けている団体さんのそばでぱちぱちと撮影していた。
そんな僕をみて、受付をしていたおじいちゃんキュレーター(?)が
「ここ、ここだよ。この位置から撮影すれば、ばっちり。
いまいるそこからだと、薄っぺらにしか写らないよ〜」
と声をかけてくれた。
どもども! ありがとう!
お礼を言って、少し立ち話した。
でも、僕としては真正面から撮影してみたかったのよう。
わざとなのよう。

恐竜の骨がいっぱい。
わーお。でかい。
そうですね、未就学児童だった頃は恐竜図鑑を見てどきどきしていましたっけ。
懐かしい。その当時のわくわく感を思い出しました。
人間よりはるかに大きな太古の生き物たち。その骨。
うーん、怖いとは感じません。
なにか、尊いものと思えます。不思議と。

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DP2xは暗い場所での撮影が苦手なんだよな。
でもフラッシュは使わず、そのままでぱちぱち撮影してみた。
暗い場所でばんばんフラッシュ撮影している家族連れがいたけれど、
あれ、良かったんだろうか。
おじいちゃんキュレーターに質問してくればよかった。

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で、でかい……。
ぼくなぞ丸ごと食べられちゃいそうだ。
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屋上庭園にあがってみた。

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しかし、ジリジリと日は照り、熱風でくらくらしてきたので
ものの数分で退散。
その間にも首筋にじっとりと汗をかいただんべえ。

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秘孔っぽいのが表面に描かれているのかな?
なにやら江戸時代あたりの医療関係模型っぽい。
表情がつぼに入ったので、パチリと撮影してみました。
うーん、それにしても僕はキワモノばかり撮影している気がしないでもない。

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これは木製の骨。
教育用か何かでしょうか。
よく説明を読んでこなかったんだよね。
このあたりは時間がなくて、じっくりと見て回れなかったの。
あと、足の裏がじんじん言い出して、疲れも出てきていたしさ。

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そうそう、零戦もあった!


原人の復元像が並んでいました。
その中でも僕のお気に入りは、ケニア出土の「トゥルカナ ボーイ」。
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すげーいい表情していますが、肝心の本体さん(ていうか、骨)は左に写っているソレ。
割と小さな体格だね。
すたすた長距離を歩けたっぽい解説が書いてありました。


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ダンクルオステウス様。怖いお。

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ううむ、思えば骨ばかり撮影してきてしまったような?

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これもまた骨、か。
南無南無……。

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アンモナイトの化石などが並んでいたコーナー。

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そして、フタバスズキリュウ。
美しい。
幼かった日、フタバスズキリュウが発見されたときのさまを記した話を
こども向け絵本かなにかで読んだ気がする。
こんなに美しいものだったのか。

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ふう。

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次回はもっと丁寧に撮影してきたいものだ。
それにしても、美しい。


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疲れた足でよろよろと訪れたのは、ここ。
手で触れて科学を体験するコーナーでした。
親子連れがたくさんいたよ。
大きな荷物を背中に背負った身長2mくらいの外国人のお兄さん二人連れも
興味津々の体でいろんなコーナーで器具に触れていたのがおかしい。
失礼ながらしばらく見ていたのだけれど、うきうきと童心にかえっているようだったよ。

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これを組み立てると……。

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こうなる。

ほかにも世界中の変わった石や、いにしえの地震計なども展示されていたよ。
こればっかり言っている気もするが、
次回は、じっくりと腰をすえて撮影してきたいなぁ。

日本館の出入口近くにやってくると、昼も過ぎたためか
お客さんが朝よりもたくさん居たのでびっくりした。
ほほう。
そして出口近くに国立科学博物館のガチャガチャを発見しました。
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「科博を持ち帰ろう」だって。
おお、いいね、ソレ。

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これがガチャガチャ商品の一覧。
おおおお。
フタバスズキリュウの復元骨格に、フタバスズキリュウの生体復元……。
じゅるじゅる(涎)。
ほ、欲しい〜!! 欲し過ぎる!(ぶおお〜、ぶおお〜。)

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手持ちにコインで300円は無かったので受付のお姉さんに両替機の場所を尋ねて、
せこせこと両替に走るワタクシ。
そして、いざ。ガチャガチャを回すぜ〜。
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くるっと回して、
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ゴロンと出た。

ご、ごくり……。
こ、こいつは?!
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「秋田県 ハチ」。
ピンぼけですが、わかるかな。
そう、忠犬ハチ公のハチでした。


 忠犬ハチ公 Wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%A0%E7%8A%AC%E3%83%8F%E3%83%81%E5%85%AC

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これを含めて四葉の写真は、おうちに帰ってからの画像。
例のごとく海洋堂が作ってるんだね。

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ハチ、ハチ〜。
はちー。
かわゆいのう。

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ハチを組み立ててみた。
キリッ。

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しかしなあ、ハチ、
剥製になっていたのかあ。
そして剥製となって国立科学博物館にずうっと居たのね……。
なんていうのか、それもまた微妙よのう。
人間のエゴというかなんていうかのう……。げほげほ。


あ、さてさて。
ガチャガチャも堪能したので科博をあとにすることにした。
もっとたくさんガチャガチャを引いても良かったけれど、それに割けるだけの
お小遣いが潤沢ではなかったから仕方なかったのよねえ。
それにさ、「異常巻きアンモナイト・ニッポニテス」が当たっても、
ちょっと気持ち悪いと思ったしさ……。


科博の建物を出た目の前に、科博のシンボルマークであるクジラが。
いつも上野の美術館に来るたびに、この脇を通って目にしてはいたんだよね。
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うおお、すげーでかい。

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現像の際、すこし青を強く出してみる。
ここまでやると、やり過ぎか。
実物の色とは違っちゃうな。

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ちょっと近寄ってみました。

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地上階への階段を登りきり、出口へ。
科博を出た通りからパチリ。
全体がうまく構図におさまる場所を見つけられなかったのが残念。

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そしてワタクシは科博をあとにしました。

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去り際に正面から国立科学博物館の日本館をパチリと撮影。
石の肌理とか、明るいところで静物を写すときは優秀なんだよなあ、DP2x。
途中まで絞り優先で写していなかったのに気づいて、たしかこのあたりで
慌てて絞り優先に設定変更した気がする。

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あ、これは入り口ですね。

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デゴイチ、D51。


ぐうぐう。
おなかがすいたよう。
上野では、『音音』上野店でランチを食べようと思ったのに、
お店が入居しているビル全体が工事をしていた……ように見えた。
がくり。
あれ? それとも見間違いで、工事をしていたのは別のビルだったのかなあ。

 音音 上野バンブーガーデン店
 http://www.otooto-gohan.jp/ (ぐるなび)
 音音
 http://www.otooto-gohan.jp/


『音音』へは、上野の森美術館の近くから下っていけると思っていた。
そこが工事中だったのですよ。
うーん、謎じゃ。

真偽のほどは不明なものの、当日は「ビル全体が工事中で食べらんない」と
すっかり思い込んだ僕は上野のお山をあとにしたのであった。

上野のお山を下る途中、
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上野の森美術館では、
「エジプト考古学博物館所蔵
ツタンカーメン展 〜黄金の秘宝と少年王の真実〜」展が開催されていたもよう。
けっこうな人数が並んでいたのにびっくりじゃ。
ツタンカーメン展って何度も開催されていると思うんだけれど、
いつでも盛況なのねえ。
日本人ってツタンカーメン大好きなのねえ。

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上野の森美術館まえの売店。
売店自体はお休みだったけれど、あやしげな看板に興味を抱いたのでパチリと撮影。
「ツタンカーメンめん」だって。
洒落かいな……。

上野のお山をテクテクと歩くと、ヨドバシカメラが見えてきた。
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そして振り返ると西郷隆盛像が。



上野駅の喫茶店でも良かったんだけどさ、せっかくなんだから
喫茶店以外のお店で食事してみたかったのよねえ。
そこですきっ腹を抱えて御茶ノ水まで移動したのであった。

そう、『露西亜料理サラファン』でランチを食べようと思ってな。
くっくっく。

しかし到着したのは13:37。
サラファンにたどり着くと、「ランチは13:30で営業終了」の
看板が。
ふたたび、がくり。
うううう。
おなかがすいたよう。
「小さな壺焼きセット」ランチが食べたかったよう。

 露西亞料理 サラファン
 http://r.gnavi.co.jp/g086000/ (ぐるなび)
 http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13000613/ (食べログ)
 http://twitter.com/sarafan_kanda (Twitter)

涙目になりながら周囲をきょろきょろと観察すると、太麺の生パスタを
出すパスタ屋と花まるうどん、そしてカレー屋がある……。
むかしは遊んだ御茶ノ水の街。
ほかにも食べ物屋さんを知らないわけではなかったけれど
空腹には勝てず、ここで目に付いたお店を選ぶことにしたのだった。うむ。

暑い、暑い夏の日。
じりじりと強い日差し。
そう、こんな陽気ならカレーを食べて元気になりたいもの。
辛いカレーをな。

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そこでカレー屋さんに飛び込んだよ。
選択したのはキーマカレー。
ナンが、でけー。
わたくしお口あんぐり。

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ロシアとか北の人っぽい異国の女性が給仕をしてくれた。
辛いキーマカレーであったので、ごくごくお水を飲んでしまった。
三度もお水を注いでくれた。
嫌な顔もせず。いい人だ。

ふう。
おなかいっぱい。
そして御茶ノ水から更に西へとワタクシは移動したのでした。

posted by よねっち at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | およね旅情

2012年05月20日

およね慕情、英國編。[邂逅編]

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雨のなか、ブリストル市街を移動するわたくしたち。

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移動中に見かけた面白い落書き。
落書きといえば、バンクシーの落書きを幾つか見た気がするけれど
写真を取ることはできず。車で移動していたらあっという間に
通り過ぎていたんですよ。

  バンクシー
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%BC

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やっぱり坂の街、ブリストル。

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そして僕たちはClifton Triangleのあたりでタクシーを降りた。

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目指しているのは、この左手の建物。

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あの建物は、ここです。
ブリストル美術館。
Welcome to Bristol Museum & Art Galleryとあります。
タクシードライバーには、「美術館ていっても幾つもあるけど
どこに行きたいの?」と言われてうまく説明できなかったんだけれど
通りの名前で伝えればよかったのね。
「ブリストル大学の近くなんだよ」って言っても、はじめ伝わらなかった。
Queen's Roadにある美術館って言えば良かったっぽい。
ところでブリストル美術館向かいにある惣菜屋さんで
キッシュを購入したのだけれど、これが結構うまかった。
(食べてばっかりな我々であった。)

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階段を登り、入り口へ。
緊張するなあ。

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館内は絵画や彫刻、剥製やらさまざまな物が展示されていました。
左手にバンクシーの像がある。正面には中国の龍。
なんて言うか、ごった煮な感じが溢れていますが、
館内は明るくて素敵だったよ。

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ちびっこ達が何組か見学中だった。

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入り口はいってすぐの場所に寄付を募る箱が。
写真では左手にあるのがそう。
英國の美術館は多くが無料で入場できる。
日本ではまず考えられないけれど、その姿勢が、いいね。
払える人は、払いましょうということだと思うんだけど。
(払える人が、かな。)
お金が払えない人には見せてやらないよ、なんて門前払いをするのではなくて、ね。
(日本の美術館や博物館は、そうですよね。)
箱にはたくさんの寄付が入っていた。
もちろん僕らも箱に寄付を入れてきたよ。

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行く先々でちびっこ達と遭遇する。
これはジプシーの馬車の前で。

おっと、ここでブリストル美術館のお手洗いについて語らせていただこう(笑)。
内部は木製の扉や壁で仕切りがされていて、腰から上半分くらいの
部分はすりガラス。
温かみのある、良いお手洗いでしたよ。しかも無料!
……と、にわかトイレ研究家の(しつこい)わたくしが大いに感服しましたよ。
基本的に公共施設の中にあるトイレは無料みたいですね。
駅などを除いては。


あわわわ。
といいますか、何をしにグンマーから海を渡り、遠路はるばると
英國を訪ったのか忘れるところでしたよ。
いいえ、忘れてはいませんッ。

ブリストル美術館のなかを、あちらでもない、こちらでもないと
ウロウロしているうちに、目的のものを僕より先に妻が見つけてくれました。

「あったよ!」


あーん、緊張する。
「ちょっと待って! 緊張のあまり、お手洗いに……(お腹ゴロゴロ)」
と妻に荷物を持ってもらってground floorまで駆け戻るわたくし。
うううう。

ブリストル美術館の入り口ドアを入って、正面の階段。
対になったドラゴンの下にある階段を登り、上階へ。
そのまま左手に曲がり、階段を二層ぶん登る。
(三層分だったかしら。たしか、二層。)
そして右手へ折れ、青い壁紙の部屋へ入ったら、すぐ右へ。
その右奥にその絵はありました。
階段を一段一段登るうち、恋心を告白するときのような、あの息苦しさと
緊張とで頭がぼうっとしてきてしまっていました。

そして、絵の前では妻が微笑みながら待っていてくれたのでした。


僕が観に来たのは、
フレデリック・レイトン卿の『The Fisherman and the Syren』(漁師とセイレーン)。

The Fisherman and the Syren.jpg
http://museums.bristol.gov.uk/emuweb/php5/media.php?irn=19642
Frederick Lord Leighton(1830-1896)
City of Bristol Art Gallery,Bristol
1856-08年/油彩・キャンバス/66.4x48.9cm


僕が持っている
『水の女 From the Deep Waters』(1993年、株式会社トレヴィル発行)の表紙を飾っていた、
あの絵だ。
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19年前に手に入れてからずっと手元にあった、この本。
まさか実際に本物を観ることができるとは思っていなかった。

とうとう、会えた。
日本から、約9600kmのこの地まで僕は"The Fisherman and the Syren"に会いに来たよ。

Thank you Julia.
I went to the Art Gallery from Japan.


  Frederic Leighton
  http://en.wikipedia.org/wiki/Frederic_Leighton

posted by よねっち at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | およね旅情

およね慕情、英國編。[ブリストル彷徨編]

4月に英國に行けたというのが良かったと思う。

ロンドン五輪に沸き立つ前の英國に降り立つっていうのが、ね。
あまり混雑もしていないし、混雑にともなって
怪しげな人らが流入してきていたらと思うと怖いしなあ。
まぁ、ロンドンから離れたブリストルという地方都市を目指して
行ったので、英國内が多少混雑していたとしても
あまり気にならなかったかもしれないけれど。


さて、そんなこんなでブリストルでのホテルに到着して落ち着く。
ふう。


ホテルは、ブリストルホテル。
連泊したのだけれど、従業員の対応も心地よく、実に良いホテルでしたよ。

真新しくはないけれど、落ち着いて過ごせる綺麗な室内。
嬉しいな。
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インターネットが客室で利用可能な点も良かったよ。

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そしてにわかトイレ研究家(しつこい)として検証を……。
小奇麗で素敵なバスルームなんだけど、なぜか浴槽の水が流れていかない。
途中で目詰りを起こしていると思うんだよねえ。
せっかくお部屋がきれいなのに、勿体無い。

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どこのホテルもシェーバー専用のコンセントが浴室に付いていたのでした。
「荷物が重くなると嫌だから」という理由で日本にPHILIPSのシェーバーを
置いてきちゃったけれど、持ってくればよかったよ。
代わりにT字カミソリを持っていったけれど、電気シェーバーで剃るよりも
ずっと時間を取られたからなあ。


ところで。
依然としてVodafone UKでWi-fi端末が繋がらない。
どういうこっちゃ。
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JAL ABCから渡された端末はZTE MF60。
あれやこれや検証してみるが、こちらの設定ミスでは
ないだろうという結論に至る。

客室の無料インターネット環境を利用して
JAL ABCの担当者とEメールでやり取り開始。

結局ZTE MF60の設定を初期化。
するとあっけなくVodafone UKに接続できた。
DSC08851.jpg
今回はSIMに「開封禁止」のシールが貼ってあったので
先方の担当者から「シール外して初期化してもOK」の
連絡をもらうまでは、こちらではどうしようもなかったんです。

これまでの苦労はなんだったのか……。
ていうか、こんなのありがちなケースなんだから
はじめから説明書に対処方法を書き加えておくべきだと思ふ。
今回のことはレアケースではないと思うのよね。
海外から、
・日本へ電話連絡も難しい
・設定も自分ではあまりやったことがない
ような人がこうしたトラブルに遭遇した場合、帰国して返品するまで
手も足も出ない状態だと思うの。
それでビジネス等に支障が出たら良くないよなあ……。
日本国内においてはインターネットに接続できるか、
利用可能かを検証できないんだしさ。
いざ海外に持ちだしてみてNGでは良くないと思うのよね。

僕はJAL ABCでwi-fi機材をレンタルすることにしたけれど
wi-fi端末を調達していくか現地購入して、SIMを入れて現地で
pay-as-you-goでTOPUPするのも手ですね。
London,Bristol,どこでもVodafone UKの電波は強弱の差こそあれど
届いていたからねえ。

でも、「英國旅行の際にインターネット使うには、どうするだんべえ」とか、
そんなに案ずることはないのかも。
ヒースロー空港では海外ローミングとかしているっぽい団体客の若者たちが
沢山いたしね。(みんなお金持ちだなあ。)
僕の場合ですが、日本との通話はSkype利用でまったく問題なし。
docomo携帯を持っていったけれど、実際に携帯で話しはしませんでした。
HP dm1-4000やXperia arcでSkype利用して済ませちゃったものなあ。
そうそう、dm1-4000てば、英國で大活躍でしたよ。
いい買い物しただんべえ。
さて、通信関係のお話はこれくらいにしますか!



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ホテルではイングリッシュブレックファーストを付けたのだけれど
ここで出てくる血入りソーセージやその他のメニュー、
マッシュルームやビーンズ、ハム、チーズなど驚くほど
Hilton Heathrowでのイングリッシュブレックファーストと似通ったメニューが並ぶ。
(ていうか、ほぼ同じ。)
連泊したけれど日によってメニューが変更されるということは無し。
この点、ブレない点を褒めるべきなのか、どうか……。
個人的には、少しでもメニューに変化があったほうが嬉しいけれど。
周囲のビジネスマンぽい宿泊客はあまり量を食べていなかったような?
ウェイターとマネージャー女性が僕たちのテーブルにばかり来ていたのは
ビジネスマンらと比べてよく食べ、使い終えた皿が
どんどん溜まってきていたためかしらん。

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ここのパンが、美味しかったですよ!
左手に見える白いパンが特にオススメ。

さて、お次。
信じられるかい……。
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これ、上の写真(前日のメニュー)とは別に撮影したんだぜ……。
わはは。
前日と見事にメニューが被っている。だって、あまり種類が無いのよね。
ていうか、被らないようなメニューを選ぶとすれば、
シリアルかヨーグルトにするしか無いってかんじ。
これが連日では塩分の過剰摂取になるだんべえ。
しかも飽きるのではないか……。
美味しいことは、美味しいのですよ。げふんげふん。
チーズが良かったねえ、贅沢にチーズを食べられるのは
英國ならでは、か。
毎朝これだけ自由にチーズを食べていたら、日本ではえらく高くつく気がする。
トマトの横はイモ。
マッシュルームは、シンプルながらうまうまであった。
カリカリベーコンもな。
血入りソーセージが、しょっぱいけれど美味しい。
そのままビールと一緒にぱくついてもよいほど。
朝だから、その選択肢はなかったけれど。
血入りソーセージ、厚さ1cmほどに切り分けられている3x3cmほどの円形なんだけど
それひとつでご飯をお茶碗に一膳いただけるんじゃネ?ってくらい
しょっぱいのであった。
僕は続けて二日このメニューだったけれど、
これがもう何日か続いていたら、きっと醤油やら塩わさびやらが
欲しくなっていた気がする。
「ほかの味付けで食べさせておくれよう!」って具合にな。
ぴよぴよ。

ブリストルホテルのイングリッシュブレックファーストはサラダが無かったんだよね。
肉、肉、肉。
妻に聞いたら、それがイングリッシュブレックファーストってものらしい。
肉、肉、肉。たまにイモ、みたいな。
サラダバーが付いていたHilton Heathrowのほうが珍しいのだという。
そうね、地方都市のブリストルよりはヒースロー空港のほうが
野菜を求める客層が多いかもね。
ブリストルのホテルでそれをやっちゃあ、採算が合わないのかもねえ。
この肉、肉、肉というメニューは、郷に入りては郷に従え、みたいなのもあるかしら。

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食堂は川沿いに面したガラス張り。

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お天気が良ければと思ったけれど、連泊した朝はいずれも天気が悪く、
小雨模様だった。

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雨に濡れるPero's Bridgeが席から見える。


で、食後に腹ごなしを兼ねてホテルの周囲を歩く。
ホテルから南下。
石畳の道を歩く。
ランニングしている長身のおねえさんとか、さまざまなライフスタイルの人が居た。
半袖半ズボンで寒くはないのか……。
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つい先ほどは雨が降っていたのに、晴れ上がっているのだから
不思議だ。でも、この気まぐれな空模様には慣れっこになってきていたよ。

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ちょっとAvon川の川面近くまで階段を降りて寄ってみた。

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足元が浮橋になっていて、はじめはそれに気づかずに居たんだけど、
「揺れてる〜」という妻の言葉に「ええー?」と答えてから気づく。
確かに揺れているわ。
びっくりして逆戻りしてきた。

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橋を渡って、SSブルネルまで歩いてみようかと相談したところ。

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そこで運命の出会いが!
アイスクリーム屋ですよ。
観光地に来たら、アイスクリームを食べないとな!と妻を説得しようと試みるが
あっさりと却下される。
ソウデスネ、ついさっきまで「まんぷくだあ。食べすぎただんべえ」とか
言ってましたよね、わたくし。
後ろ髪を引かれつつ、川沿いをSSブルネルのほうへと歩く。

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川沿いに小さな蒸気機関車が。
橋を渡ったところに乗車場があって、SSブルネルまで乗せていってくれるみたい。
もちろん料金はかかるんだけど。
モギリをやっているオジサンに尋ねたら、あと20分しないと
発車しないよと言われたので、「じゃあ、いいや」と断っててくてく歩く。

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川沿いには大きな機械が並んでいたよ。
昔は使っていたっぽい?
機械の足場にいろいろと説明書きがあったけれど、よく読んで来なかった。

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そしてSSブルネルが見えるところまで到着。
ブリストルホテルからたるたると歩いて15分程度かな。
あの蒸気機関車に乗るほどのこともなかった模様。

ここで散歩はおしまい。SSブルネルの中を見学はせずにUターンする我々。
(じゃ、何しに行ったのって尋ねられたら、そりゃ
お散歩による腹ごなしですよ、ええ。)
ブリストルホテルまで戻る途中で、先ほどみかけた
アイスクリーム屋さんがまだ居るのを発見し、鬼の首を取ったように
狂喜乱舞するわたくし。
くっくっく。

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ババーン!
どうじゃ。
買ってもらったぞよ。
売店のおばちゃんに「甘いソースはかける?」と言われたけれど
そのままでいいよと断ったんですよ。
これがまた濃い味なの。
日本だったら受け入れられないだろうなあ……。
もうちょっと滑らかさが欲しい。
ドシン、と胃にくる重さのあるクリームでした。
(イングリッシュブレックファーストを食べ過ぎたのに、まだこんな重くて
甘いものを食べたの、とほっぺたつねられちゃいそうだな。
でも食べたのよ。)

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連泊するなかで、デスクの上にチップを置いておいたけれど
受け取ってもらえなかった。
悲しい……。
最近じゃチップ文化が無くなってしまったのかしら。
でもなぁ、Taxiを利用したらしっかりチップは取られたし、
食堂のおばちゃんにHiltonでチップを渡したら受け取ってくれたしなあ。
場所と人によるのかねえ。
可愛らしく紙で箱を作ってチップを入れたところ。
メッセージも付けたのに〜。びえーん。

ベッドメイキングなどしてもらったのに、客室に戻ったら
チップがそのまま置いてあったよママン……。





posted by よねっち at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | およね旅情

およね慕情、英國編。[ブリストル到着編]

さあ出発だ。

前日に確認していたNational Expressのバスで一路向かうはBristol。
おっと、その前に日本から予約していたのを発券してもらう
必要があるのよね。
往復チケットを購入したのだけれど、帰りはどの時間のバスに
乗ってきてもよいオープンチケットにできるわ、それでいいわね、と
窓口のおばちゃんに言われる。
あれー?
日本から予約したのは時刻指定してあったと思ったけど
Open Returnでいいの? いいの?
「うーん」
そうね、可能であれば
それでいいよね、寝坊しちゃったときでも時刻指定無しなら
なんとかできそうだしね、よしよし。ウシシ。
ラッキー!と妻と一緒に浮かれ踊るわたくし。
(しかし、これが落とし穴になろうとは、
このときは思いもよらなかったのであった。うーむ。)

そして乗り込んだNational Expressの座席は狭かっただ。
つるんと滑るシートで座り心地が悪い。
皆さん、よく我慢できるますね、これ。
日本人の僕ですら「狭いなあ」と感じるくらいなのに。
僕より体格が良い英國人も多いだろうに。


2012_04_21_11_38_01.jpg
バスの車窓から外をパチリと撮影。
あー、広いなあ。
道路沿いには農場などが広がるだけだったせいか、空が高く見えたよ。
このときは晴れていたんだ。
Xperia arcで撮影したんだけれど、それなりに英國の晴れた日の空というものが
伝われば嬉しい。

DSC08658.JPG
成田空港のJAL ABCでレンタルしてきたWi-fi端末。
「現地で電源入れれば、あとは繋がりまくりっすよ!」という触れ込みであったのに、
英國に入国してのち端末の表示はDisconnectedのままだった。
いったいどうなってんのッ。
バスの車内ではスマホを弄くりまくりの英國人なおっさん連中がチラホラ。
あれー?
電波受信しているっぽいんだけど。ていうことはバスの中とはいえ、電波届いてるよねえ?
キャリアが違うから僕のレンタル品だけがインターネット接続できていないのかしら。
いやいや、そんなことはないだろう。
だってwi-fi端末には3Gの電波が届いているって表示があるんだもん。
ワケワカラン。

英國でもモバっちとしてwi-fiでスマホを弄りまくりの予定だったのにさー。
ちえー。なんで繋がらないだよう、ぶうぶう。
そういえば、日本出国前にXperia arcの日付時刻設定を
グリニッジ標準時に合わせてきたけれど
別に案ずる必要はなく、英國に入り携帯電話の電源をオンにした段階で
勝手に時刻を現地時間に合わせてくれていたっぽい気がする。

DSC08661.JPG
Sony DSC-N2で撮影。
雲間から光が。
晴れているなあ、空のブルーが綺麗だとぼんやり思う。

DSC08662.JPG
インターネットに繋がらないwi-fi端末やスマホを弄ってばかりいても
致し方ないので、デジカメで車窓をぱちぱちと撮影する。

DSC08663.JPG
ああ、日本では見かけないような車が通り過ぎていくねえ。
そのなかの一台。

DSC08667.JPG
広がる緑と黄色。
黄色は菜の花なのかしら。

DSC08671.JPG
ほんとうにこんな風景ばかりが延々と二時間弱続いた。
しまいには飽きてデジカメを仕舞いこんだ。
ただ、流れる車窓はずっと見ていた。
たまに農家がぽつんぽつんとあるのが面白かった。
建物の作りが日本のものとは違うからね。
ごく一般的な農家の家屋なのに、その造作が面白かったのです。



そうこうするうちに、バスはブリストルへ。
Bristol Bus Stationに到着してびっくり。
話には聞いていたけれど公共の場所ではトイレが有料なのねえ。
(いや、全部が全部有料というわけではないけれど。)
20ペンス支払って、ディズニーランドのゲートっぽいところを
通過してバスステーション内のトイレに行きました。
ふう。
にわかトイレ研究家(?)としては公衆トイレの外観画像を
撮影してくるべきだったか。くううッ。痛恨の極み。
(いやいや、そんなことはないけれど。)
20ペンスを支払わないとトイレへのゲートを通過できないんだけど
小さな子を二人連れた女の子がゲートの下をしゃがんで潜って
トイレに入っていったよ。
あわわわ。
なんていうか、どうとでも回避できてしまうのね、
この支払いシステム。
後日利用したときにはトイレの清掃中で、なぜかトイレ清掃中は
支払いシステムがオフになっていたし。けっこういい加減で苦笑してしまいました。

バスの乗務員が荷物を次々に下ろすんだけど、超適当に地面へ放り投げるようにして
旅行かばんをバスの座席下の荷物入れから取り出すのでびっくり。
それに対して周囲の客は何も言わない……。
お国柄だよなあ。
そんな具合に放り出していたら、日本じゃクレームの嵐だろうに。

100_0040.JPG
Bristol Bus Stationで復路の発車時刻を調べてから市内へ出る。
よしよし。

大荷物を抱えたまま、市内をうろちょろ。
目指すはバス停。
DSC08677.JPG
Bus Station近くのSt.James Prioryそばを通り抜ける。
あまり治安はよくない場所と聞いたけれど、そうでもない?
日中のためかしら。
市内の歩道は石畳で瀟洒な雰囲気なのに、タバコの吸殻が沢山ポイ捨てされていて
ちょっとげんなり。
タバコの投げ捨てが多いあたり、昔むかしの日本(とは言っても昭和の時代)みたいだ。
せっかくの景観が勿体無いね。
St.James Prioryの近くで突然日本語が聞こえてくる。
え、と思わず後ろを見ると腕を組んだ年若い日本人カップルが。
バッグもキャリーも持たず腕組みして歩いて行くところをみると留学生かな。
ブリストルで日本人に遭遇する確率は低いだろうと思っていたので驚く。
へえ。
日本人はどこにでもいるな。
ぐぐってみるとブリストルに住んでいた人のblogがHITしたり、
mixiでもbristolのコミュニティがあることは知っていたから
ある一定数は日本人が居ると思っていたけれど、Bus Stationを出ていきなり遭遇するとは
思わなかったよ。BathやStratford-upon-Avonほど有名な観光地なら
日本人がわんさか押し寄せていそうなものだけれど。へえ。
(じゃ、自分たちは?と問われるとぐうの音も出ませんが。ええ。)

Bond Streetの停車場だったと思うけれど、荷物を抱えたまま600mほど歩く。
バスに乗り込み、終日使えるバスチケットを運転手から購入。
ひとり£4だって。
次の停留所がどこになるかってバスの中で表示されるかアナウンスが
流れるかと思って注意していたのに特に無かったような気がする……。
こちらが気づかなかっただけかしら。

DSC08684.JPG
バスに乗り込むとき、
「クリフトンブリッジを見に行きたいんです」とバス運転手に伝えて
いたのもあってか、Clifton, Christ Church近くのバス停でバスは停車し、
近くに座っていた白髪のマダムから
「ここからクリフトン橋は近いわよ!」と声をかけてもらう。
おお。
見るからに観光客っぽい大荷物を持ってわくわくしながら乗り込んでいたからか、
さきほどの運転手との掛け合いを耳にしていたからか、
声をかけてもらえたよ。
いいね、英國!
マダム、ありがとう!

そそくさと下車。
下車したところで晴れていた空が急に曇り、突然の雨が。
一日の中で晴れたり曇ったり、雨が降ったり……。
英國ではコロコロと天気が変わる。
さすが一日のなかに四季があると言われる国だな。
リュックサックにレインカバーをかけたり、傘を準備したりしていると
また晴れてくるし……。
んもう!

DSC08767.JPG
あ、下車したときにおじいちゃんがニコニコしながら話しかけてきて
ドコ行くの、と尋ねられたので「クリフトンブリッジへ!」と言うと
「おう、それなら橋がよく見える絶好のポイントがあるから
教えちゃる。
ちょっとそっちへ歩いてくと丘にあがる坂道があるから、まずは
そこから観てごらん」
と教えられる。
いいね、英國!
ありがとう、おじいちゃん!

DSC08686.JPG
なんか、ワンコがこっちを見ているわい。

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教えられた丘まではなだらかな草地が広がる。

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その草地とは逆方面を見ると市街地が。ちょっと下りの坂道。
ブリストルは坂の街だねえ。
道のそこかしこに駐車している車がやたらと多い。
市内のどこに行ってもこんな調子で道路の両脇に車が停められていた。
市内はビルディングが連なっている場所はほぼ無いためか、
市内のどこに居ても空が高く見える。

道は少しずつ傾斜してゆき、右手に丘が見えてきた。
DSC08698.JPG
坂道を登る。
お。
結構高いね?
高いよね。

DSC08696.JPG
その昔は天文台だったという場所まで出たよ。
おお、風が強いね。
ベンチがあって、そこで座りながらBus Stationの売店で購入したパンをぱくぱく。
うまうま。
一緒に購入したお水はstill。
思えばstillばかりを購入していた気がする。
天文台には洞窟があったらしいんだけれど、このときは気づかず。
気づいたのは後日インターネットでClifton Observatoryを検索してからのこと。
ああ! せっかっくだから見てくればよかったよう。
洞窟大好きッコなのに。
でもそのときには疲れていたから、洞窟があることを知っていたとしても、
洞窟を見に行く元気は無かったように思うのよねえ。

DSC08699.JPG
で、Clifton Suspension Bridge近くの小高い丘からClifton Suspension Bridgeを見やる。
DSC08708.JPG
空と橋の対比が美しい。Sony DSC-N2にて。
DSC08705.JPG
崖。
けっこう高くて怖いです。

  Clifton Suspension Bridge
  http://maps.google.com/maps?hl=en&rlz=1G1GGLQ_JAJP366&q=Bristol+Suspension+Bridge&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wl
  http://en.wikipedia.org/wiki/Clifton_Suspension_Bridge

ブルネルによってデザインされた橋でエイボン川に架かる。
完成したのが1864年のことだというから驚く。
このエイボン川を遡ればジェーン・オースティンが暮らした街・Bathもあれば
シェイクスピア生誕の地・Stratford-upon-Avonもある。

Clifton Suspension Bridge
SIGMA DP2xでパチパチと撮影。
英國旅行前に突如思い立ち購入したデジカメなので操作方法にまだ慣れておらず、
焦る、焦る。
でも、それなりに焦点が合った撮影ができたかしら。
実際に目にするまでは、
「古い橋といってもどれほどのものだろう」
と思っていたけれど、間近で見ると感嘆するほかないね。
よくぞまあ昔にこれだけの橋を架けたものだ。
市内の美術館に橋建設当時のランドスケープを描いたイラストレーションが
展示されているのだけれど、昔はこの上を馬車が通っていたみたい。
いまは橋上を二車線の道路と歩道が走っているよ。

Clifton Suspension Bridge
川の水量は少なめだった。
水量豊かなときならば、また眺めもよかったかもしれない。
小高い丘からClifton Suspension Bridgeを見ると、手前の崖が急峻であることが判る。
滑り落ちたら大変だ。

Clifton Suspension Bridge
橋のクリフトン側を見やる。
DP2xでイングランドの空をうまい具合に撮影してみたかったのだけれど、
果たせなかったかんじ。
なだらかな丘が遠くに見えるね。

DSC08731.JPG
さて、お腹も満たされたことだし、橋に近づいてみよう。
Sony DSC-N2とKodak PlaySportを織り交ぜながら撮影しただんべえ。

DSC08732.JPG
観光客も多いみたい。ただ橋の上を通過するだけでも面白いみたい。
事実、僕たちもそうだったしな。
道路は4車線あったのが橋の手前で狭められ、2車線になっている。

DSC08736.JPG
料金所めいた場所があったので通行料が取られるかと思い、係員に尋ねたら
「要らないよ」だって。

Clifton Suspension Bridge
橋に近づいてまいりました。
これはSony DSC-N2で撮影。
今となっては古いデジカメですが、それでもサッと取り出して
パチリと写せる、よい相棒です。発売当時、望んで得たコンデジです。

おや。
それまで晴れていたのに、だんだん怪しい雲行きになって来たよ……。
えええ。
と思っている間に、雨が。
ほんの一瞬前までは晴れていたのにだよ。
どうなってンの英國!
これが英國か!
わかっちゃいたけれどこの天気には驚かされる。
まぁ、これはこれで英國というものを理解するのに必要なのだな、たぶん……。

雨に祟られながら橋を渡るうちに、また晴れてきたよ。
それにしても橋上を渡る風のなんと強いことか。
ちょっとだけ橋の下を覗いてみようか。
どれどれ。


おおお、びゅおお、びゅおおと風が吹き渡っているよ。
怖い、怖い。なんて高さだ。
あわわわわ。
DSC08752.JPG

DSC08740.JPG
先ほどまで居た天文台がある小高い丘を、橋上から見やる。
急な崖であることがおわかりいただけるであろうか。

DSC08754.JPG
橋の袂の掲示板。
Plant-lover's paradiseとあるものの、一方では自殺の名所にもなっているようです。
DSC08750.JPG
なにせこの高さですからね……。
自殺を思いとどまらせるためのパネルが橋に掲示してありました。
その前に、ここに電話して、って。

DSC08742.JPG
小太りのおじいちゃんから激写されているように思うワタクシ。
日本人観光客が珍しかったのであらうか。

橋を行って、戻ってきたよ。
DSC08744.JPG
戻ってくるころには晴天に。
ほんとうに移り気な天気であることよ。

DSC08756.JPG
おお、ブルネルのパネルがこんなところに。
橋の袂にあった公衆トイレは良いトイレ。
なにせ無料で使えましたからね!

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橋にいたる道の崖、その上に咲いていた赤い花をパチリ。

100_0052.JPG
橋のそばの道を二人三脚でえっほえっほと走っていくおじさんたち。
三人とも、口髭を生やしていて微笑ましい。
楽しそう。
お口の周りを四角く囲うような口髭ね。

この近くには動物園もあったけれど、疲れたのであとはもう一路ホテルへ。
ふう。

DSC08776.JPG

DSC08778.JPG
バス停でバスを待っていたら、現地に遊びに来たっぽい若者たちに話しかけられていたみたい。
次のバスはいつ?って。
声かけられてるとは思わなかったよ。
僕のほうを見ていなかったろう? ていうか、視線も合っていなかったろう。
え、と思ってその男の子の顔を見たら、
「あ、ごめんね(言葉通じないのね)」って、君、そんな。
時刻くらいならつい今しがた確かめたばかりだから教えてあげられたよ。ムキー!
いえ、ヒアリング能力の無さがいけないんですね、ええ。

100_0055.JPG
バスを降り、市内を歩いてホテルまで。
予定ではJAL ABCでレンタルしたwi-fiでXperia arcを弄りながら
Google Mapでホテルまで辿り着くはずが、この時点でもwi-fiが繋がらないままな
ものだから、妻がプリントアウトしていたホテルまでの簡易地図と
現地で掲示されていた案内表示を頼りに市内をうろちょろ。
おお、よくぞプリントアウトしておいてくれたね、偉いよ!
ありがとう、ありがとう。
妻に感謝ですよ。
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そしてなんとかホテルへ辿り着いたよ。
ホテルに荷物を置いたあと、またバスで出かけてもよいかもしれないと
考えて£4する一日乗車券を買ったのに、ホテルに到着した段階で
疲れて動けず。もう出かけなくていいよね……ということに。
でも、まぁ、タクシーを使うよりはお得だった気もするし、いいか。

DSC08799.JPG
ホテルに到着して市内観光名所の冊子を読んでいたら
Clifton Suspension Bridgeが。
ライトアップもしているのかー。すげー。



posted by よねっち at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | およね旅情

2012年05月19日

およね慕情、英國編。


幼かったあの頃から今日にいたるまで数多の本を
手にとってきた。
『シャーロック・ホームズ』や『トムは真夜中の庭で』、
ジェーン・オースティンの諸作品やエミリー・ブロンテの『嵐が丘』、
シャーロット・ブロンテの『ジェーン・エア』、それにバロネス・オルツィの『紅はこべ』や
ディケンズの『二都物語』、e.t.c.……。
ああそうだ、ジェフリー・アーチャーもそうだしルイス・キャロルも、
ネズビットも、J・K・ローリングもダイアナ・ウィン・ジョーンズの本もそう。
みな彼の地から渡ってきた物語だった。
おお、加えて我らがOzzy Osbourne生誕の地でもある場所、
そう、英國に行ってきたよ。
妻とともに。
(そうそう、英國といえばジュリア・フォーダムも好きさ。
ぼくが高校生だった昔から聴いているのだもの。)


さぁ、およね慕情、英國編のはじまりハジマリ。



4月。
空路12時間強の長旅。
ロシアの上空を越えて、一路成田からヒースロー空港へ。
100_0015.JPG
写真は撮らなかったけれど、機内食の「エア吉野家」が
けっこう美味しいのに驚いた。
通常の機内食のレベルが低いから「エア吉野家」のほうが
良く見えてしまうのだろう。
不思議なものです。
機内で出たおやつは、ハーゲンダッツもおせんべいも美味しかったのに、
「エア吉野家」ではない通常の機内食といったら「こりゃ無いわ」という具合だったよ。
ぶうぶう。
ま、エア吉野家も機内食も、前泊した成田で食べた豚丼には
敵わないがな。ふふふ。

その、美味しかった豚丼。
DSC08576.JPG
食べ物の写真なら、たくさん撮りましたよ。
ええ。
食べるのが好きですからね。もちろんですとも!


100_0007.JPG
そういえば、成田空港のトイレ前でいきなりアジア人の中年男性に
英語で「これいるか?」と声をかけられたよ。
怪しげな電話帳ほど分厚い本をバタバタと叩きながら声をかけられて驚く。
何なんだ、それはッ。
いらないよ。怪しすぎる。
これがジョジョなら、この中年男性は間違いなくスタンド使い登場って場面だな。

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あ、これは成田。
別に飛行機オタでも何でもないんだけれど、飛行機を見ると
わくわくするのはなぜだろうね。
心の中にまだ男の子だった時代のわんぱく気質が僅かなりとも
残っているためなのかしら。どうなのかしら!


さて。
フライトが長時間なものだから、普段ならあまり観ない映画を
三作品も観てしまったよ。ふう。
『ファミリー・ツリー』(原題 The Descendants)に『J・エドガー』、
それと『ジャックとジル』(原題 The Weird Personality)。
おお、アダム・サンドラー大好きよ。アル・パチーノが素敵すぎる本作。
さすがに目がしょぼしょぼしてきたころ
飛行機はようやくスカンジナビア半島を横切るところだった。
それからあれよあれよという間にヒースロー空港に着いた。


英國の空港も街も、広告に使われているフォントはアルファベットだからか
公告は視覚的にはシンプルに感じられた。書体の違いはあれど、ね。
それにしてもトイレにシャワー機能が付いていないことが
当たり前な国に来てしまったのだなぁ、と空港のトイレを利用していて
少し動揺する。
なにせ、シャワー機能付きトイレを使い続けて30年ですから、ええ。


飛行機は降下を始め、英國の緑がどんどん近づいてくる。
飛行機の窓から外の景色に見とれているうちに、
機はヒースロー空港に降り立っていた。
上空から見た英國の地は、その街並みも山河も、日本とは異なっていた。
その当たり前のことに、わくわくしたんだ。


ヒースロー空港の荷物受取所。
喉が乾いて致し方ないのに、自販機はコインのみ受付で両替機も無いものだから
ドリンクを買えず、しょんぼりするわたくし。
英國人ぽいお兄ちゃんが颯爽と
コインでドリンクを購入するのを横目にじっと我慢の子。

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空港内のBootsでようやくボルヴィックを購入して一息ついた。

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Volvic Lemon&Lime。これは日本でも見かける。
ピントがズレているのはKodak PlaySportで撮影したせいか……。

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heathrow connectでTerminal4へと向かう。
旅先だと、にわか撮り鉄になっちゃうのはどうしてだんべえ。

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トンネルが小さいからなんだろうね、電車内は割りとこじんまりした作り。
おかげで銀座線を思い出したよ。電車内は割りときれい。
connectを利用する日本人は少ないのかしら。
入国審査のとき周囲は日本人ばかりだったのに、電車を待つ段になると
日本人はほぼ見かけなくなっていた。


幼かったころ、父の書斎で手にとった篠山紀信の『カメラ小僧の世界旅行』。
この本ではアメリカや中国や、世界各地の食べ物や風景、人々が
活写されているのだけれど、ぼくは書架にこれを見つけて何度も夢中でページを繰ったものです。
「世界って、広いんだ!
なんていろんな国があるんだろう!
すげー!」
とドキドキしながらね。
あの本を手にしたときに夢見た「日本とは異なる世界」が実際に
眼前に広がっているんだよ。なんて小気味いいんだろう。
普段暮らす日本ではない地の雰囲気に、自然と心が踊りだしたよ。




そんなこんなでHilton London Heathrow Airport hotelに到着。
  Hilton London Heathrow Airport hotel
  http://www.hilton.co.uk/heathrow

成田からずっと起き続け、ずっと食べ続けていたのもあって
きちんとした食事を採るほどお腹が空いているわけではないけれど
何も食べないのもねぇ……ということで、お夕飯がわりにBootsで買ってきたサンドイッチ。
DSC08608.JPG
「うげぇ」
甘酸っぱくて、ちょっと……二度は買わないお味。
これと一緒に購入したビーフパイは美味しかったんだけどなあ。
どこで差が出たものだろう。

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同じく空港のBootsで購入してきたSemi-Skimmed Milk。
このコが優秀だったのですよ。
コーヒーや紅茶をホテルで淹れて一服したときに大活躍。
こう見えて500mlあるの。

DSC08624.JPG
客室から見えるホテルのラウンジ。
ラウンジを囲む形で客室が並ぶ。
旅の疲れもあったのか、ストンと眠れました。
枕は変わっても問題なく眠れる自分を褒めてあげたい。

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にわかトイレ研究家(?)としては、トイレとバスの写真も
掲示しておかなくてはなッ。
可もなく不可もない、バスとトイレ。
けっこう広々していたのが印象的。
ただ、陶製のバスユニットの底部が黒ずんでいるのは経年劣化で致し方ないのかしらね。
その点だけが、ちと残念ではある。
部屋にはミニバーが付いていたりしたけれど、使わずじまい。
お部屋そのものは広々していたよ。
備え付けの薄型液晶テレビがPHILIPS製な点に、「おお、欧州に来たなあ」と
妙な感慨を覚えたりして。


そして翌朝。
イングリッシュブレックファーストだ、わーい、と
浮かれてホテルのレストランへ。
DSC08633.JPG
写真左手の奥に見えるのがレストランのスペースだよ。

DSC08634.JPG
並ぶパンのどれもが美味しそう。
すべてを選ぶことはできないので、悩みに悩んで幾つかを選ぶ。
どれもが美味しかった。
スタッフがみんな親切だったのも良かったな。
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Hiltonでは、サラダコーナーが充実していたのが印象的だった。
利用者にビジネスマンが多いからかしらね。
フルーツもうまうま。

DSC08639.JPG
そしてイングリッシュブレックファーストにサラダが付いていたHiltonを、
「あれは良かった」とあとからシミジミと思い返すことになる。
これが英國で採る朝食の始まりなのであった。

DSC08644.JPG
英國で宿泊したホテルはどこでも見かけたWilkin & Sons。
可愛らしいパッケージで、好きさ。
ただ、ハチミツはさらっとして、あっさりしすぎだと思う。
実家のある市で養蜂園から直接購入して送ってもらう
アカシアのハチミツがトロリと濃厚なお味で、
それを好もしいと思っているために、ぼくは比較してしまうのかしらん。

  Wilkin & Sons
  http://www.tiptree.com/






posted by よねっち at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | およね旅情