2013年05月05日

『惡の華』 押見修造

『惡の華』 押見修造


最近アニメ化されて話題になっているという、『惡の華』を読みました。
とりあえず、1〜4巻まで。
流行りの物事に疎くてスミマセン。
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一読して思うのは、主要な登場人物らが、
器用に生きられない姿が見ていてムズムズするなぁ、
自分ならもっとうまく生きられるのに……という思い。
これは登場人物たちと同じ年齢で物を考えることが
できなくなった自分だから思うことなのかしらん。

読み進めるうち、いたたまれない気分になるのは
アンチヒロインとも言うべき少女らの言動。
読んでいて、辛い。
不器用な生き方しかできないのが歯がゆく、切ないのよね。
痛いなあ、必死じゃのう。

作者や、作品を支持する読者たちは
このムズムズ感を求めて作品を発表し、読み続けているのかねえ?
どうだろうねえ。


桐生市(ですよね?)のあちらこちらの風景が背景に挿入されているのが、おもちょい。
桐生から山を越えてどこかに行こうと思ったら、きっと
みどり市か佐野か、太田になるよなあ……と、お話の本筋とは無関係のところで
ぼんやりと考えたワタクシであった。まる。
(そういう意味で「山の向こうへ」って作中で言っていたワケでないのは重々承知の助。)

連載当初の絵柄が、3巻で『ライジングインパクト』時代の
鈴木央さんっぽい絵になっている?
連載当初の絵も、このタッチが変化してからの絵柄も好みです。

どれ、続きを購入してみようかしらん。



posted by よねっち at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む。
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