最近アニメ化されて話題になっているという、『惡の華』を読みました。
とりあえず、1〜4巻まで。
流行りの物事に疎くてスミマセン。

一読して思うのは、主要な登場人物らが、
器用に生きられない姿が見ていてムズムズするなぁ、
自分ならもっとうまく生きられるのに……という思い。
これは登場人物たちと同じ年齢で物を考えることが
できなくなった自分だから思うことなのかしらん。
読み進めるうち、いたたまれない気分になるのは
アンチヒロインとも言うべき少女らの言動。
読んでいて、辛い。
不器用な生き方しかできないのが歯がゆく、切ないのよね。
痛いなあ、必死じゃのう。
作者や、作品を支持する読者たちは
このムズムズ感を求めて作品を発表し、読み続けているのかねえ?
どうだろうねえ。
桐生市(ですよね?)のあちらこちらの風景が背景に挿入されているのが、おもちょい。
桐生から山を越えてどこかに行こうと思ったら、きっと
みどり市か佐野か、太田になるよなあ……と、お話の本筋とは無関係のところで
ぼんやりと考えたワタクシであった。まる。
(そういう意味で「山の向こうへ」って作中で言っていたワケでないのは重々承知の助。)
連載当初の絵柄が、3巻で『ライジングインパクト』時代の
鈴木央さんっぽい絵になっている?
連載当初の絵も、このタッチが変化してからの絵柄も好みです。
どれ、続きを購入してみようかしらん。