えーと、何が言いたいのかと言いますと……。

細野不二彦の描く『ダブル・フェイス』。
その主人公・春居筆美はある事件を切欠に別人として
生まれかわり、復讐に生きる。
自らを陥れた敵を八つ裂きにせんがため。
そして春居筆美の別れた妻は宿敵の秘書となって生きていた……。
その姿はエドモン・ダンテスのかつての恋人メルセデスが
フェルナンの妻となっていたことと重なる。
モンテ・クリスト伯がエドモン・ダンテスであったことと、
春居筆美が北大路冬彦であったことともまた重なるのだ。
そして更に。
エデが第二のメルセデスであったように、春居筆美にも
小泉じゅんという女性が……!?
先週末に手にしたこの『ダブル・フェイス』24巻(最終巻)の
結末はまだ未読だけれど、どうにか春居と小泉には
幸せになってほしいと思ってしまう。
それは僕がおセンチなだけなのか。
だってだって、ハッピーエンドが好きなのよう。
「待て しかして希望せよ!」
24巻に至るまでまったく気づいていなかったが、
「あれ、これってもしかして?」
とようやく『ダブル・フェイス』と『モンテ・クリスト伯』の
相似に気づいた次第ですよ。
とほほ。
タグ:漫画