フリッツ・ライバー 著
深町真理子 訳

読んだ、読んだぞ!
久々にフリッツ・ライバー作品を読んだぞ!
うーん……。
引用やら何やらがさまざま書かれてあって
ゆっくりと恐怖が近づいてくるのはわかるんだけれど、
引用の奇想さ、それが与える面白さ、物語の深度といったら
以前読んだティム・パワーズの『石の夢』のほうが
はるか上をゆく感じかしらね……。
これは自分の受け取り方だから万人がそう感じるかはわかりませんが。
ぬうう。
パワーズ『石の夢』 (The Stress of Her Regard)が1989年で
ライバー『闇の聖母』 (Our Lady of Darkness) が1977だから
その時代の差もあるんかねえ。
『闇の聖母』よりは『妻という名の魔女たち』のほうが好みだったっす。
といいますか、やはりライバーなら『ファファード&グレイ・マウザー』
シリーズのほうが抜群に面白いよなと思ってしまうあたり、
自分は"ファンタジー者"なのだなと思いました。まる。
Our Lady of Darkness Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Our_Lady_of_Darkness
闇の聖母 Amazon.co.jp
http://www.amazon.co.jp/dp/4150103615
およね慕情
ティム・パワーズ『石の夢』