2015年02月11日

怪奇探偵小説傑作選1と5「岡本綺堂集」「岡本綺堂集」ちくま文庫

2015-01-25 21.39.11.jpg
ふう。
ようやく読み終えた。
自分が苦手なジャンルの本を読むときって、
どうしてこうも進みが遅いのだろう。
ページを繰る手が止まる、止まる……。
体が拒否反応を起こしているのかしらん。
でも買った以上は読んだほうがよいのかと
無理して読みましたよ。ええ。

 ちくま文庫
  怪奇探偵小説傑作選5
  海野十三集 三人の双生児(日下三蔵 編)


エロ、グロ、なんでもござれなかんじですが
あの時代ゆえのハチャメチャ感が良いんですかねえ。
自分には合わない感性とネタだったので
よく理解できませんでした。
(展開も読めちゃうしさ。)
もう、生理的にダメだったなあ。
とくにグロなネタね……。
胎児とか奇形とかネタにしちゃあ、きついです。
よよよ。
『三人の双生児』のラスト5行だけは、まぁ、いいかな。
許せるかな。

海野十三に比して読みやすかったのが

 ちくま文庫
  怪奇探偵小説傑作選1
  岡本綺堂集 青蛙堂鬼談(日下三蔵 編)

いやあ、こちらはすいすいと読めた。
読みやすかった。
もともと岡本綺堂が好きなせいもあるのでしょう。
その「半七捕物帳」や随筆が好きで好きで。
今回の傑作選の中に収められたもののうちでは
『一本足の女』、『経帷子の秘密』、『慈悲心鳥』が良かったですねえ。
いまはたと気づきましたが、
いずれも女の情念がぐっと迫ってくるのが共通項でしょうか。





posted by よねっち at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む。