あ、うちのNexus5にも、ようやく
システムアップデート通知が来てるよ。
わーい。
でも、いろいろと弄くるのは
次の週末かのう?
2014年11月18日
2014年11月17日
『テイルチェイサーの歌』タッド・ウィリアムズ
『テイルチェイサーの歌』
タッド・ウィリアムズ:著
平野 ふみ子、 平野 英里 :翻訳

はじめは、猫を主人公にした単なるboy meets girlのお話かと
思って手に取った。
それでもよかったのだ。
SFで言えば、猫が出てくるというだけで、それまでハインライン作品は
読んだことがなかったにも関わらず、『夏への扉』を手に取ったこともあるし。
でも、それだけじゃあなかった。
ビバ!
作品の序盤後半から、大きく物語は進展する。
そして、中盤でまさかあのようなモノが存在して、それを
あの方が現れ出でて、どうにかしちゃうなんて……!
タッド・ウィリアムズ、よくわかっているじゃありませんか。
これ、ちゃんとファンタジーしてるよなあ。
そしてちゃんと恋愛話にもなっているのでした。
きちんと伏線を回収してくれて、実にスッキリ。
ところで、一読してみた結果、わたくし的には
ポップ卿とスナップ卿がお気に入りでござる。
新しく作家を知るのは、怖いものみたさ半分・楽しみ半分な
ところがあるんだけれど、タッド・ウィリアムズに関しては
大正解だったな。
別の作品もぜひ読んでみようっと。
妻が、
『The Dragonbone Chair』も
読んだことがあると教えてくれたので、タッド・ウィリアムズの
他作品も気になっているのよね。
ハヤカワで邦訳が出ているから、どれ、買ってみるか……。
本を読むとき、頭の中で作品世界が絵になってよく動きだすだけど、
本作品のパンスクイックくんに関しては
北道正幸さんが『プ〜ねこ』で描くところの仔猫の姿で想像していました。
カワユイ。
ああ、楽しかった。
はじめて読む作家の作品への取っ掛かりとしては、
「猫が出てくる」という、この一語をキーワードにするのは
案外よいことなのかもしれない。
少なくとも、猫好きを自称する自分にとっては。
前述のハインライン、はじまりは『夏への扉』だったが
その後さまざまな作品を読んだが、そのほぼすべてが当たりだったのを思い出す。
(自分の趣味嗜好に合致した作品が多かったからでもある。)
テイルチェイサーの歌 (ハヤカワ文庫FT) Amazon.co.jp
タッド ウィリアムズ:著
平野 ふみ子、 平野 英里 :翻訳
http://www.amazon.co.jp/dp/415020134X
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon.co.jp
ロバート・A. ハインライン (著), 福島 正実 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/dp/415011742X
プ〜ねこ(5) (アフタヌーンKC) コミック
北道 正幸 :著
Amazon.co.jp
http://www.amazon.co.jp/dp/4063879461/
タッド・ウィリアムズ:著
平野 ふみ子、 平野 英里 :翻訳

はじめは、猫を主人公にした単なるboy meets girlのお話かと
思って手に取った。
それでもよかったのだ。
SFで言えば、猫が出てくるというだけで、それまでハインライン作品は
読んだことがなかったにも関わらず、『夏への扉』を手に取ったこともあるし。
でも、それだけじゃあなかった。
ビバ!
作品の序盤後半から、大きく物語は進展する。
そして、中盤でまさかあのようなモノが存在して、それを
あの方が現れ出でて、どうにかしちゃうなんて……!
タッド・ウィリアムズ、よくわかっているじゃありませんか。
これ、ちゃんとファンタジーしてるよなあ。
そしてちゃんと恋愛話にもなっているのでした。
きちんと伏線を回収してくれて、実にスッキリ。
ところで、一読してみた結果、わたくし的には
ポップ卿とスナップ卿がお気に入りでござる。
新しく作家を知るのは、怖いものみたさ半分・楽しみ半分な
ところがあるんだけれど、タッド・ウィリアムズに関しては
大正解だったな。
別の作品もぜひ読んでみようっと。
妻が、
『The Dragonbone Chair』も
読んだことがあると教えてくれたので、タッド・ウィリアムズの
他作品も気になっているのよね。
ハヤカワで邦訳が出ているから、どれ、買ってみるか……。
本を読むとき、頭の中で作品世界が絵になってよく動きだすだけど、
本作品のパンスクイックくんに関しては
北道正幸さんが『プ〜ねこ』で描くところの仔猫の姿で想像していました。
カワユイ。
ああ、楽しかった。
はじめて読む作家の作品への取っ掛かりとしては、
「猫が出てくる」という、この一語をキーワードにするのは
案外よいことなのかもしれない。
少なくとも、猫好きを自称する自分にとっては。
前述のハインライン、はじまりは『夏への扉』だったが
その後さまざまな作品を読んだが、そのほぼすべてが当たりだったのを思い出す。
(自分の趣味嗜好に合致した作品が多かったからでもある。)
テイルチェイサーの歌 (ハヤカワ文庫FT) Amazon.co.jp
タッド ウィリアムズ:著
平野 ふみ子、 平野 英里 :翻訳
http://www.amazon.co.jp/dp/415020134X
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon.co.jp
ロバート・A. ハインライン (著), 福島 正実 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/dp/415011742X
プ〜ねこ(5) (アフタヌーンKC) コミック
北道 正幸 :著
Amazon.co.jp
http://www.amazon.co.jp/dp/4063879461/
タグ:FT
2014年11月05日
風が変わった。
朝、出勤。
北からの風が吹く。
この風が吹くと、冬に近づいたのを知る。
風の向きが変わった。
でも、この風ってば、牛舎の臭いも
運んで来るんだよな〜。ビミョー。
北からの風が吹く。
この風が吹くと、冬に近づいたのを知る。
風の向きが変わった。
でも、この風ってば、牛舎の臭いも
運んで来るんだよな〜。ビミョー。
2014年11月03日
スィールの娘 (マビノギオン物語2)
スィールの娘 (マビノギオン物語2)
エヴァンジェリン・ウォルトン(著)
田村美佐子(翻訳)

『スィールの娘』、読み始めるまでは時間が掛かったのですが、
いざ手に取って読み始めてからは、読み終えるまであっという間でした。
マビノギオン物語1で感じていた、手が届きそうでいて届かない、
もやもやとした、漠たる印象はそこには無く、
人物の造形や風景といったビジュアルのイメージが
眼裏にしっかりと描き出すことができたのが印象的な作品でした。
特に、アイルランドにおいて耐えるブランウェンの姿と
アイルランドから帰ってくるときのブランのあの姿が
強烈な「絵」として迫ってくるものがある、この『スィールの娘』。
遠い昔、このブランの姿はどこかで読んだことがあるような
気がしないでもない……。
どこかでマビノギに関する一節でも読んだことがあるのかしら、わたくし。
マビノギオン物語1を、いまひとつ踏み込んで読めなかったせいで
上記のような読後感を抱えてしまったのは、
本のせいではなくおそらく自分の読書への姿勢のせいなのだと
思います。その時の。
ご、ごめんなさい。
後々再読したら、きっと印象は変わるのではないかと思います……。
マビノギオン物語は、以下続刊。
これ以降も楽しみにしております。
翻訳の田村美佐子さんは、
(わたくしの中で)掛け値なしに賞賛したいファンタジーの中のひとつ、
『マットの魔法の腕輪 』(ニーナ・キリキ・ホフマン)を翻訳されてもいます。
更には、DWJの名作・デイルマーク王国史のうち二冊をも翻訳されているのよね。
田村さんもわたくし好みの翻訳をものされる方のおひとり。
(ああ、『マットの魔法の腕輪』は、ぜひ万人に手に取ってほしい。
一読して幸せな気持ちにひたって欲しい作品です。
どうしてこんな名作が世に広まらないのか……。)
『スィールの娘』
東京創元社の紹介ページ
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488579043
『スィールの娘』
Amazon.co.jpの紹介ページ
http://www.amazon.co.jp/dp/4488579043
マットの魔法の腕輪 東京創元社
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488594015
エヴァンジェリン・ウォルトン(著)
田村美佐子(翻訳)

『スィールの娘』、読み始めるまでは時間が掛かったのですが、
いざ手に取って読み始めてからは、読み終えるまであっという間でした。
マビノギオン物語1で感じていた、手が届きそうでいて届かない、
もやもやとした、漠たる印象はそこには無く、
人物の造形や風景といったビジュアルのイメージが
眼裏にしっかりと描き出すことができたのが印象的な作品でした。
特に、アイルランドにおいて耐えるブランウェンの姿と
アイルランドから帰ってくるときのブランのあの姿が
強烈な「絵」として迫ってくるものがある、この『スィールの娘』。
遠い昔、このブランの姿はどこかで読んだことがあるような
気がしないでもない……。
どこかでマビノギに関する一節でも読んだことがあるのかしら、わたくし。
マビノギオン物語1を、いまひとつ踏み込んで読めなかったせいで
上記のような読後感を抱えてしまったのは、
本のせいではなくおそらく自分の読書への姿勢のせいなのだと
思います。その時の。
ご、ごめんなさい。
後々再読したら、きっと印象は変わるのではないかと思います……。
マビノギオン物語は、以下続刊。
これ以降も楽しみにしております。
翻訳の田村美佐子さんは、
(わたくしの中で)掛け値なしに賞賛したいファンタジーの中のひとつ、
『マットの魔法の腕輪 』(ニーナ・キリキ・ホフマン)を翻訳されてもいます。
更には、DWJの名作・デイルマーク王国史のうち二冊をも翻訳されているのよね。
田村さんもわたくし好みの翻訳をものされる方のおひとり。
(ああ、『マットの魔法の腕輪』は、ぜひ万人に手に取ってほしい。
一読して幸せな気持ちにひたって欲しい作品です。
どうしてこんな名作が世に広まらないのか……。)
『スィールの娘』
東京創元社の紹介ページ
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488579043
『スィールの娘』
Amazon.co.jpの紹介ページ
http://www.amazon.co.jp/dp/4488579043
マットの魔法の腕輪 東京創元社
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488594015
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